時間をかけた攻防

昨日ずる剥けた腕の傷は、乾かずにまだじくじくしている。明日のプールも無理だ。その部分にサ○ンラップを巻いて風呂に入る。湯船から片腕を出していると、なかなか身体は暖まらないものなのだな。
一週間ほど前から指にささっていたトゲがやっと抜けた。ベランダのサボテンのトゲが危険だからと、ペンチを使って抜いていた時に刺さってしまった細く小さなトゲ。その時は、あちこちにたくさん刺さって、全部トゲ抜きで抜いたつもりだったが、とても小さかったので見落としていたやつ。二日後あたりから痛みだし、よく見ると皮膚の中にトゲが埋もれていたのだ。いろいろやったが抜けないのでほっておいた。すこしずつ皮膚の表面側に自然に押し出されてきているようだったので、風呂上がりの皮膚が柔らかい時を狙って引っぱりだした。ああ、スッキリした。中指の先。キーボードを打つとき、ずっと気になっていたのだ。

両国駅ホームの端にある転落防止の柵。ペンキと錆の時間をかけた攻防。