下町フォント日記

佐藤豊オフィシャルブログ 2007〜2010

雪洞の絵柄

昨夜からウチの水槽に仲間入りした金魚は元気にゆったりと水槽内を泳いでいる。
今朝バルコニーに出てみると鉢植えのひとつに異常が発生していた。植えてある木が抜けて下に落ちていたのだ。幹の直径は太いところで5cmぐらい、高さは45cmぐらいのずんぐりした多肉植物系のもの。
近づく台風の影響で強くなった風で抜け落ちたのだと思い、片付けを始めた。なにかイモムシのようなものが数匹バルコニーを歩いているのに気づく。3cmぐらいの甲虫類の幼虫のようだ。鉢植えの土の中を探すと他にも10匹ほどいた。
抜け落ちた木の根は見るも無惨にかじられていて、これまで立っていたのが不思議な状態だった。
そういえばこの木、最近元気がなかった。ひと月ほど前もグラグラしているのに気づいたのだが、風のせいかと思って土を足したりしていたのだ。
この虫はどこから来たのか。亀戸では異常なく元気だった。こちらに来てから成虫に卵を産みつけられたのか。それともこちらで植え替えをしたときに使った腐葉土の中に幼虫がいたのか。たぶん腐葉土だろうな原因は。
そういえば、他にも元気のない鉢植えがいくつかあるのだ。それらの中にもこの幼虫がいるのかもしれない。ま、そちらは1年草だから季節が終ったら土の中を確かめる事にしよう。
抜け落ちた木をきれいにし、植え替えながら気づいた。これは10年以上前に母の住まいから小さな枝を一本分けて貰ったものだ。その木が母の通夜の日に抜け落ちるとは……。
母の不幸とえれがんと掲示板での質問応対とが重なり、ここ数日はちょっと忙しかったかも。



葬儀の祭壇脇に置かれた雪洞(ぼんぼり)の絵柄。