下町フォント日記

佐藤豊オフィシャルブログ 2007〜2010

昔の日記に書いたこと

二つ目の案件の検証作業中に、2006年に記した下記の文章を再読。私の考えは今でも変わっていない。
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05/16(火)
 ここ数年、取材されることが減った。それはコチラにも原因がある。取材申し込みに対して、ある条件を提示しているから。
 条件は「私を取材して作られた記事を、当サイトに転載させて欲しい」というもの。もちろん月刊誌なら、発行日からひと月後で構わないし、しっかりと掲載メディアの情報も表記するということで。
 しかし、これが拒否されるのだな。相手のメディアが、過去の記事内容をしっかりと記録してWEBサイトなどで公開してくれるなら、わたしは転載などしない。リンクをつければいいだけのことだ。
 しかし、取材させて欲しいといってくるほとんどのメディアは、過去の記事など公開してない。そして雑誌類は販売期間が過ぎれば入手できなくなる。ということは、無償でこちらが提供した時間と情報が、使い捨てられるということ。それではコチラがたまりませんから、そちらの用事が済んだら、私のサイトで転載させてください…という、ささやかな願いなのだ。
 自分のことが新聞やテレビで紹介された当人が、訪問客に記事の切り抜きを見せたり、ビデオを見せたりするのと同じことだと思うのだが…。それを許してくれないのは何だかヘンだと思う。彼らはタダで取材した記事で利益を得、コチラは情報を提供しているのに自分のサイトに掲載もできないなんて…。
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その後、自分でメルマガを発行するようになり、伝えたいことは自分の言葉で伝えているから、なんの不自由も感じていない。