下町フォント日記

佐藤豊オフィシャルブログ 2007〜2010

申し訳ない

書体仕事ではなく、ライセンス方式に関する某案件を少し進めてみる。時間をかけて慎重に大胆に。失敗しても誰にも迷惑はかからない。全部自分の責任だから、気が楽。




午後3時半頃から散歩。久しぶりに荒川河川敷を歩いていたら、具合の悪いカモメと遭遇した。
立ち上がれず這いつくばっている。外見上は怪我などしていない。どこが悪いのか様子を探ろうと手を近づけると、無い力を振りしぼって威嚇したり逃げようともがく。
自分が少年の頃だったら、絶対このカモメを家に持ち帰っただろう。そしてロクな世話もできず結局は死なせてしまう。
いまこの歳になった自分から見れば、すでに小さな沢山のアリにたかられているこのカモメは、たぶんもう助からない。
なにも対処せず申し訳ない…と思いながらに立ち去った私は、かなり冷たい人間かも。
野生の生き物だから、こういう態度で放置してきたが、もしコレが犬や猫だったらどうしたのだろう…。悩ましいな。