下町フォント日記

佐藤豊オフィシャルブログ 2007〜2010

英語版ってつらい

非漢字部分の修正が終わったところで、きのう注文した書体作成時に使うソフトが届いた。新しいOSでサクサク動き気持ちいい。でも、でもね。これまで便利に使ってきた、いろいろと面倒なキー操作を一発で処理するマクロソフトが、新しいOSでは動かないんだよね。だから、このソフトにすぐに乗り換えられないのだ。こういう事情があって、新OSに全面移行できない。
そのマクロがないと気持ちよく仕事ができない身体になっている。新しいOS用の英語版があったのでダウンロードしてみたが、やはり使い方が判らない。英語のマニュアルを少しずつ読むしかないのかな…。
マニュアルの解読はアキラメて、夕食前と夕食後にみっちり取り組んだら、なんとかマクロができてしまった…。必死ってすごいな。新しいOS環境で書体作成基本ソフトが、これまでと同じような感じで使えるようになった。


●最近読んだ雑誌以外の本

すごい「考える力」! (知的生きかた文庫)

すごい「考える力」! (知的生きかた文庫)

この齢になると、他人の悩みや嘆きを聞かされることも多くなる。
長く組織の中にいると、面倒なことや判らないことを他人に押し付けることに馴れ、自分が無能になってしまう人が多い。組織を離れてひとりになったら何もできないのだ。
下請け専門の人も同じ。仕事の発注を待っているだけで、価格も納期も相手の指示通りじゃ、独立したとは言えないよ。社内で社員にやらせたら採算が合わない仕事だから、外に発注していることに気づきなさい。
結果がでない原因を、社会の状況や景気のせいにする。ああしたらこうしたらと助言すると、それは無理とかやりたくないと応える。
結局、面倒なことは何ひとつやりたくないのだ。何も考えず動こうともしないくせに、結果だけは一人前に期待する。
そんな人達のために、この本は書かれたのかも知れない。もちろん、こういう本を読んだだけでは何も変わらない。自分で考えて行動したとき、初めて何かが動き出すのだと思う。